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ハンディターミナル/2009年度の出荷金額は11.3%増の294億円

2010年07月10日/調査・統計

矢野経済研究所が7月9日に発表したハンディターミナル市場調査によると、2009年度のハンディターミナル国内出荷台数は34万1322台、出荷金額は294億7600万円、前年度比は台数ベースで8.8%増、金額ベースで11.3%増と推計される。

2008年の落ち込みからは一転、すべてのタイプにおいて、金額ベース、数量ベースともに前年度を上回った。前年度において流通小売業を中心にした設備投資の先送りや抑制からの揺り戻しが大きく影響している。特に顕著だったのは、ノートパッド型で、台数ベースで大幅に伸びた。同タイプは大口ユーザーからの導入(リプレース)が大きく影響している。

全体的には、数量ベースで35万台を軸に推移していくと同研究所は予測しており、一過性の特需などは今後も存在するが、基本的な市場規模にはそれほど影響はないとみている。金額ベースでは、290億円から300億円のレンジ内で推移していくものと予測。

一時的にRFIDや音声認識など高機能な製品が市場に投入されることで、単価が上昇し、市場規模を押し上げるが、中期的(5年程度)なスパンで見れば横ばいもしくは微増での推移になるとしている。

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