三洋電機は7月30日、加西事業所(兵庫県加西市)に建設を進めていた、環境対応車用リチウムイオン電池新工場が竣工したと発表した。
加西事業所での新工場竣工により、今後大きく拡大する環境対応車用リチウムイオン電池分野で、複数の自動車メーカーの需要に対応できる供給体制が整い、当初は月産100万セル体制で生産を開始し、需要に応じて生産規模を拡大していく。
施設は建屋工事が約130億円で、5階建て工場の床面積は4万2831㎡。
三洋電機は、、米・フォード、ホンダ、独・フォルクスワーゲンにハイブリッド自動車用ニッケル水素電池を供給している。
また、フォルクスワーゲングループとリチウムイオン電池システム、仏・PSA プジョーシトロエンとニッケル水素電池システムの共同開発を進めており、プラグイン用ではスズキの実証実験車両にリチウムイオン電池が搭載される予定。
