ARCジャパンは8月2日、「サプライチェーン管理の世界市場動向調査」を発表し、2005年以降、SCM（サプライチェーン管理）市場は、年平均成長率（CAGR）7％で成長してきたと公表した。
2008年に影響を与え始め、2009年に最高潮となったグローバル経済不況がなかったら、その成長率はもっと高くなっていたものの、SaaSベースのSCMソリューションは、その期間20％を超える成長率で伸びたとしている。
ARCの定義では、SCM市場は、サプライチェーン実行（SCE：生産管理、倉庫管理、輸送管理）とサプライチェーン計画（SCP：戦略的計画、生産計画、在庫計画）を含んでいる。
過去、SaaSは輸送管理分野において、拡大してきたが、2008年にSaaSは生産管理とサプライチェーン計画市場に進出したことが分かった。2009年に、SaaSは倉庫管理システム市場において顕著な進歩を遂げたという。
WMSにおいて、ネットワーク中心ソリューションが進展してきており、生産管理にもその可能性があると示唆している。
