コマツは9月13日、ことし6月に竣工したコマツロシア製造において、積載重量91トンの大型ダンプトラックHD785の生産を2011年度下期に行うと発表した。
コマツロシア製造は、溶接から組立まで一貫した生産ラインを設置する。すでに油圧ショベルの生産を開始しており、ロシアの豊富な天然資源開発を背景とした鉱山向けダンプトラックの中長期的な需要を取り込むため、大型ダンプトラックHD785を新たに生産機種に加えることにした。2011年度下期をめどにHD785の生産を開始し、順次大型ダンプトラックの製品系列を拡大していく。
主要部品については当面日本から調達し、溶接、塗装、組立をコマツロシア製造で行う。今後段階的に部品の現地調達比率を高める予定だ。コマツロシア製造で生産するダンプトラックはCIS地域へ供給する。
生産台数は年間20~30台(初年度見込)。