日産自動車の中国現地合弁会社の鄭州日産は9月20日、河南省鄭州市にかねて建設中だった第二工場が完成した。
第二工場には約123億円を投じ、第一工場とあわせた鄭州日産全体の年間生産能力は6万台から20万台に引き上げた。
今後も追加投資・工場拡張を行うことによって、年間生産能力を2012年度には24万台に引き上げる。
建設中である東風日産の花都第二工場など、その他の生産拠点拡張プロジェクトと合わせ、中国における日産の年間生産能力は、現在の67万台から2012年度には120万台に拡大する。
鄭州第二工場には、日産のグローバル基準に基づいた最新鋭の生産設備を導入し、これまで広東省広州市の東風日産花都工場で生産している SUVの「エクストレイル」と「キャシュカイ」の生産を移管する。
また、鄭州日産は、今回の生産能力増強により、現在年間36万台の生産能力を持つ東風日産花都工場とともに、日産の中国事業を支える二大主要生産拠点となる。