AMBプロパティジャパンは、第3四半期のAMB IBI （Industrial Business Indicator＝物流不動産の市況に関する指標）の調査報告書をまとめたと発表した。AMB IBIとは、経済活動と物流不動産需要を測定・予測する同社独自のもの。
調査報告書によると、第3四半期にネット・アブソープション（需要吸収量）が3年ぶりにプラスとなり、物流不動産市場が転換点に到達。この転換のタイミングは、2009年6月の調査時点に同社が予測した通りで、ネット・アブソープションは、引き続き第4四半期から2011年にかけてプラスが続くと予想している。
今回の調査報告で明らかになった点は、経済活動全体の指数は60.3と8月の56.3から上昇し、AMBの顧客の事業が成長を続けている。
物流不動産の活用指数は54.2で、4か月連続で50を上回り、AMBの顧客が在庫を再構築している。
インバウンドのコンテナ輸送量は2桁の伸びに回復し、世界の航空貨物輸送量は以前のピークを上回り、ゲートウェイ・マーケットは2011年に回復を見せ、オペレーティング・ファンダメンタルズ（経営上の基礎的要件）の回復を主導する見通し。
■AMBの調査報告書
http://www.amb.com/global_capabilities/research.html
