翼システム(株)は、インターネットを利用した自動車部用品専用流通システム「パーツ・デ・ドットコム」の利用内容を業者間取引(BtoB)から業者-エンドユーザー間取引(BtoC)に拡大すると同時に、中古車販売店・ガソリンスタンド、中古専門自動車用品店、一般自動車用品店、整備工場、鈑金業者等を対象とした利用者の募集活動を強化する。
「パーツ・デ・ドットコム」は、パソコンによる簡単な操作で、インターネット上に置かれた在庫データベースの検索や登録、信頼性の高い電子決済システムを介した仕入が行える自動車部用品のeコマースサイトで、エンドユーザーも利用対象となる。
スタート段階の在庫点数は新品、中古品あわせて1万点、本年度内には15万点まで拡充する予定)で、「パーツ・デ・ドットコム」による売上目標は、専用ソフトウェアの販売、電子決済システムの使用料を合わせて初年度4億円、利用者は一般ユーザーを含み300,000ユーザーを確保し、取引額年間30億円のネット流通を目指す。
「パーツ・デ・ドットコム」は、インターネット上に自動車用品の売り手が商品展示(在庫)できるマーケットを開設し、展示された自動車用品と買い手を引き合わせ、取り引きできる場を提供するインフラの役割を果たす。
2003年10月から業者間取引を開始していたが、パソコンによる簡単な操作、信頼性の高い電子決済システムを採用し、安心して使用できる自動車用品のeコマースサイトであることが確認できたため、エンドユーザー向けのサイトを新たに開設し、利用内容を業者-エンドユーザー間取引にも拡大することになった。
業者向け「パーツ・デ・ドットコム」は、PCのASPプログラムで操作するようになっているため、PC1台とインターネット環境を用意するだけで導入することができる。
「パーツ・デ・ドットコム」は、仕入れと登録・販売の両方ができるAパッケージ、在庫から仕入れのみできるBパッケージ、在庫を登録・販売のみできるEパッケージの3種類があり、トップ画面にID・パスワードを入力することにより、専用の画面で自動車用品の検索、登録・販売、仕入れ(パッケージによって異なります)を行うことができる。
A・Bパッケージには、店舗内で顧客が自由に用品の検索ができる「店舗用ブラウザ」があり、自社に無い用品も即座に在庫確認ができるため、顧客の選択の幅を広げると共に、商機を逃さず対応でき、一般自動車用品店、中古車販売店では、新品と「パーツ・デ・ドットコム」の中古品を組み合わせることで顧客の予算に応じ易くなるほか、デッドストックの販路を拡大することもできる。
さらに、自動車用品毎に取付可能な業者を公開する「取付店登録機能」を利用することで、「パーツ・デ・ドットコム」での購入部品の取付だけを希望する顧客の来店を誘導できるようになり、工賃による収益の向上が図れるなど、導入ユーザーの営業、業務を側面から強力に支援する。
新たに開設されたエンドユーザー向けサイト(http://www.chao-parts.com/)はPCに標準搭載されたWebブラウザを利用してユーザー登録するだけで、必要なときに必要な自動車用品をインターネット上で検索し、予算に合ったものを選択、購入することができる。
さらに「取付店登録機能」を利用することで、用品の購入と取り付けを予算にあった業者から別々に選択できるなど、「パーツ・デ・ドットコム」を利用することにより様々なメリットを得ることができます。決済については、翼システムが提供する電子決済システムを採用しているので、安心かつ迅速に処理することができる。