ファルコンストア・ジャパンは6月24日、電設・電子・情報機器販売、空調システム部材の製造販売を手がける因幡電機産業が、EDIや受注システム、見積システム、データウェアハウスなどのアプリケーションサーバと、東京・大阪にあるファイルサーバの統合バックアップシステムとして、ファルコンの継続的データ保護ソリューション「FalconStor CDP」を導入し、本格稼動したと発表した。
システムの設計・構築・サポートは、ファルコンストアのパートナであるネクスト・イットが担当した。
因幡電機産業は、茨城・奈良・福岡に工場、東京と大阪に物流センター、全国26箇所に営業所・拠点を持つ。基幹業務システムをメインフレームで、社外と接続するシステムをオープン系で稼動しており、相互に連携している。
従来、オープン系システムは、バックアップ作業も含めて各部門・拠点が個別に運用しているうえ、バックアップ媒体はDATを使用していたため、障害発生などに迅速にリカバリできる体制が整っていなかった。
オープン系システムの比重が高まり、EDIや受注システム、見積もりシステム、データウェアハウスなどの業務システムが稼動しており、事業継続の観点からも、データのバックアップに加えて、システム環境全体をバックアップする必要性が高まっていた。
大阪に9台、東京に1台のファイルサーバを主要部門・拠点に構築し、それぞれにバックアップサーバを1台ずつ導入。「FalconStor CDP」で、各サーバのバックアップを毎日とるとともに、ディザスタリカバリ対策の一環として、週1回、大阪、東京間でそれぞれの複製をとっている。以前のバックアップは、3世代分のデータしか保持していなかったのに対して、1か月間の30世代分を保持し、「あるフォルダだけをある時点に戻したい」というような要望にも、きめ細かく対応することが可能となった。
長年の課題であったアプリケーションサーバの統合バックアップする体制を、「FalconStor CDP」で確立。導入後、一部のシステムでミラーリングをしていたにもかかわらず、ミラー側のディスクも故障した際も、データだけでなく、各種設定を含めたすべてのバックアップを取っていたため、迅速に業務を復旧させることができた。現在、受注システムから社内システムに至るまで、オープン系システムの約8割にこの統合バックアップシステムを適用している。
今後は、事業継続性をさらに高めるために、ディザスタリカバリシステムを構築する計画だ。
FalconStor CDPの詳細は下記URLを参照。
http://www.falconstor.co.jp/Products/CDP.html
因幡電機産業のバックアップシステムのイメージ図は下記URLを参照。
http://www.falconstor.co.jp/News/Press_20090624.html
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