タキロン（株）は、液晶テレビ向け拡散板用など光学用ポリカーボネート(PC)樹脂板に本格参入し、製造設備に10億円を投資して、年産2,500トンの製造設備を増設する。
投資拠点は、ポリカーボネート(PC)樹脂板を主力として製造する揖保川事業所（兵庫県揖保郡揖保川町）で、製造設備は、液晶テレビ向けのポリカーボネート樹脂製拡散板等光学用と高速道路用大型透光板の両方を生産できる設備で、2005年年初より稼動を開始する。
拡散板は同社では昨年より、PC樹脂製拡散板の販売を開始し、需要の拡大とともに専用設備を増設し、本格参入する。
揖保川事業所では、PC拡散板の生産と合わせて、需要家の液晶パネルに合わせた寸法に二次加工して、最終製品に近い状態での出荷体制も準備する。
今回の設備投資により、揖保川事業所におけるPC樹脂製品の生産能力を、年間約16,500トンから約19,000トンに引き上げる計画。
投資概要
投資拠点：タキロン揖保川事業所兵庫県揖保郡揖保川町馬場1228-1
製造品目：ポリカーボネート樹脂平板
設備能力：2,500トン／年
投資金額：10億円
稼動予定日：2005年年初
