日立物流/バンテックを公開買付け、買付金額最大544億円

2011年03月09日 

日立物流は3月9日、バンテックの連結子会社化を目的に普通株式と新株予約権を公開買付けによる取得を決めた。

買付けの期間は3月10日から4月19日までで、買付け価格は1株23万3500円。買付予定数は、最大で23万3144株で、買付代金544億3900万円。

みずほキャピタルパートナーズが運営するバンテックの大株主であるFBF2000LP(保有株式数62,493株、25.27%)とMHCⅡLP(保有株式数34,661株、所有割合14.02%)との間で、3月9日付で公開買付応募契約書を締結し、両社の保有する株式すべてを公開買付けに応募する合意を得ている。

公開買付けは、連結子会社化のため、株式数247,981株の過半数に相当する株式数123,991株(所有割合50.14%)を買付予定数の下限としている。

現時点において、本公開買付けが成立した場合に、対象者株式を更に取得することは予定していない。

日立物流は、バンテックをグループの一員として迎え入れ、システム物流(3PL)とグローバル事業においてシナジーを実現し、日立物流、バンテックの企業価値を向上させるために非常に有益であるとの結論に至ったことから、公開買付けを決定した。

具体的には、自動車部品物流におけるプラットフォーム化による更なる国内深耕・拡大。非自動車分野での協業による更なる営業力強化。両社グローバルネットワーク共有による効率的運用と基盤強化(中国、アジア、北米、欧州)。未進出エリア(中東欧、南米等)への展開のための両社プロジェクト設置の4点を挙げている。

なお、現時点では、バンテックの商号、事業内容及び従業員の雇用・処遇に重大な変更を加えることは予定していないとし、公開買付けにより取得するバンテック株式を継続保有する予定としている。

バンテックは1954年1月に日産自動車の物流子会社として設立された旧バンテックと、1976年6月に東急電鉄と同社グループ会社からの出資により設立された旧東急エアカーゴが2005年3月に経営統合。

自動車部品輸送を中心としたロジスティクスと航空・海上フォワーディングの二つを事業の柱とする総合物流会社として、グローバルな物流業務を展開している。

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