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阪急阪神エクスプレス/米国など放射能濃度検査で貨物引取り・配達遅延

2011年03月19日/国際

阪急阪神エクスプレスは3月18日10時現在の成田地区での航空輸出貨物状況を発表した。

成田カーゴターミナルは、計画停電・燃料不足の影響から保冷貨物の新規貨物受託は停止している。そのほかについては通常通りの対応を行っている。成田地区税関については通常の通りの業務を行っている。

輸出業務(倉庫・通関・混載仕立)は、計画停電や大規模停電の可能性と交通手段の制限等の問題から、輸出業務フロー全体に影響を及ぼす可能性があることから、輸出混載の締め切りを半日から1日程度早めざるを得ないケースも発生している、としている。

航空会社の運航・受託状況については、運航状態はおおむね正常通りに戻ってきた。一方で、原発事故に起因する旅客減や健康被害回避といった動きから、一部航空会社の成田・羽田発着便の発着時刻変更・減便・運休・中部/関空発着への変更といった対応による運航体系の大きな変更が予想される。

また、米国等一部の国で到着地での政府当局によると思われる放射能濃度検査実施により、到着後の貨物引取り・配達が遅延するケースが発生している。

一部航空会社で一時的な受託停止・制限が発生しているものの、基本的には運航中の路線については受託可能。今後の動きによっては、貨物受託条件や出荷スケジュールに大きな変更が発生する可能性もある。

集荷・配送関連については、軽油の供給不足が一層深刻化しており、このまま供給が無いと一般トラック運送業者が近日中に運行できなくなる予測が出ている。ガソリン・スタンドには一般車両が長蛇の列を作っており大型業務車両がスタンドに入れず供給を受けられない状況になってきているとしている。

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