プロロジスは3月30日、「ヨーロッパ大陸の物流不動産の老朽化」について調査レポートを発表した。
調査レポートでは、ヨーロッパの主な物流施設マーケットで、港や空港、また高速道路のインターチェンジなどの近くといった戦略的な物流エリアに、老朽化した、流通加工にふさわしくない物流施設が増加していると報告している。
また、床荷重・有効高・トラックバースの数などいくつかの要因により、これらの施設がヨーロッパ大陸全域の物流不動産マーケットに潜在的な影響を及ぼすだろう、と示唆している。
建築基準の改正や賃料の変動、供給過剰、弱含みな市場状況などと合わせ、流通加工業務への順応性を欠いた施設は競争力を失うことになる。さらに供給過剰かつ需要が低迷する現状では入居企業側が選択権を握っており、競争力を持つ施設とそうでない施設の差別化につながっている、としている。
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