阪急阪神エクスプレスは10月14日、5報目となるタイ洪水被害による物流関連情報を発信している。
それによると、アユタヤ地域の集配達については、大型車両を使用して安全を確保した上で、浸水エリア以外の顧客の工場が稼働可能なエリアを対象に行っているが、主要道路の混雑激化による影響が発生している。
バンコクより南のエリアの配達に関しては、現在のところ影響は出ていない。
空港・港湾関連では、バンコク空港、バンコク港、ラッカバンICD、レムチャバン港は通常通りとなっている。
しかし、ラッカバンICDの周辺道路の一部が冠水し、小型車両での運行に支障が生じている。また、満潮時におけるバンコク地域の浸水も依然危惧されている。
こうした状況を受けて、船会社の中には、来週以降のラッカバンICDでの荷受け停止、到着予定船舶のバンコク港抜港といった動きが出ている、としている。