SBSホールディングスは12月8日、クラウド環境下のデスクトップ仮想化サービス「DaaS（ダース）」の導入を完了し、各社員が使用していた従来型のパソコン約80台が全てシンクライアント型の端末に切り替わったと発表した。
＜DaaSの概念図＞
同社では、5月からプレ導入を始め、日常使うワードやエクセル、メーラー、ブラウザから会計システムなどの基幹業務、部署特有の業務ソフトまでが正常に動き、ストレスなく操作できるかを検証してきた。秋口からは「DaaS」導入を本格化、11月下旬に全PCの切り替えを終えた。
この結果、ソフトウェアやデータがサーバ集中となり保守管理の効率性やセキュリティ対策が格段に向上した。外出先や自宅などからのテレワークも可能で仕事のスピードアップや大震災などの災害発生時のBCP対策にも有効。省エネ効果も大きく、従来のおよそ10分の1の使用電力で済むため、非常に有力な節電対策となった、としている。
現在SBSグループ全体では、1000台を超えるPCが稼働。「DaaS」に切り替えた場合には非常に大きな効果が期待される。今後、実環境での評価を経てグループ展開を見据えた検討を行うことにしている。
