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渋沢史料館/澁澤倉庫と澁澤栄一展開催

2012年03月28日/CSR

東京都北区の渋沢史料館において、3月17日から5月27日まで、「企画展 澁澤倉庫と澁澤栄一~信ヲ万事ノ本ト為ス~」が開催されている。

渋沢栄一が設立・育成に関わった約500の会社のなかで、現在、唯一「渋沢」の名を冠しているのが澁澤倉庫。

明治初年から栄一は、近代産業を盛んにし物流の活性化をはかるためには、全国各地に倉庫を設置すべきと考えていた。そして近代倉庫制度を整備し、物品を保管、預り証券などを交付し、円滑な金融をはかるためにも独立した倉庫業が必要であると主張。

そして1897年3月、東京深川福住町の渋沢邸において、栄一の指導のもと長男・篤二を中心に設立されたのが澁澤倉庫部。その後、業務を拡張させ、1909年7月には澁澤倉庫を設立。倉庫制度の改革にも取り組み、近代物流に影響を与えていく。

本展では、篤二が撮影した明治後期の深川周辺の写真や、澁澤倉庫に伝えられてきた当時の様子がうかがえる貴重な写真や資料などとともに、同社の歩みを通して、栄一と近代物流業との関わりを紹介する。

4月14日には、曲田浩和日本福祉大学知多半島総合研究所 歴史・民俗部部長による講演会「近代倉庫業の成立と実業家たち ~渋沢栄一の物流構想」が開催される。

■展示構成
序章:東京・深川を物流拠点に~渋沢栄一の物流構想~
第1章:ふたたび深川に倉庫会社を~澁澤倉庫部誕生~
第2章:倉庫業とは「公共的ノモノ」~物流の改革~
第3章:大震災後の復興と新たな物流構想
終章:澁澤倉庫株式会社に活きる「渋沢栄一」

■講演会概要
日時:4月14日(土)13:30~15:00
会場:渋沢史料館 青淵文庫閲覧室(飛鳥山公園内)
定員:40名(事前申込 先着順)
参加費:無料(要入館料)

講演会申し込みは下記URLを参照
http://www.shibusawa.or.jp/museum/special/kikaku2011_04.html

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