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ロジスティクス・SCM+流通フェア/581人が来場

2012年07月14日/物流施設

ロジスティクス・SCM+流通フェアが7月13日、東京・大手町サンケイプラザで、581人の来場を集めた。

<講演したキヤノンITソリューションの周慶隆氏>
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<来場者で埋まった特別講演会場は>
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特別講演は、午前の部でキヤノンITソリューションズのSIサービス事業本部開発統括センターの周慶隆担当部長が「中国・大手小売業におけるWMS導入事例について」をテーマに講演。

WMSの案件として、「聯華超市」(レンカスーパー)の紹介と業績、導入事例を解説した。聯華超市は日用消費財のチェーンストアの一つで、中国ではトップクラスの売上高を誇る。

杭州にある「杭州聯華」は、チェーンの中での売上高は19%だが、利益比率では31%と高い数値。その要因を自社で保有する「杭州聯華物流配送センター」での、大規模な一括購買、効率的な配送を実現したことにあるとして分析・紹介した。

市場競争が激化するにつれ、物流配送はチェーンストア業界の中核になっている、とした。

物流配送センターの具体的な紹介と倉庫管理システム「友研WMS」を紹介。WMS導入効果は年間配送金額の推移では、年平均成長率19.7%、また、労働生産性では19.9%の成長率、さらに配達件数は年平均成長率16.4%、オーダー満足率92.5%を達成している。

中国の小売業ではIT化が遅れており、物流のIT化レベルも低いという。今、物流業務のサプライチェーンに基づいたIT化の加速が求められていると締めくくった。

午後の部の特別講演はプロロジスの早川剛バイスプレジデントが「国内における賃貸用大型物流施設の活用と今後の展開について」をテーマに講演した。

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