TNTExpressN.V.は7月30日、2012第2四半期決算を発表し、売上高が18.30億ユーロ(前年同期比1.7%増)、営業利益0.77億ユーロ(67.4%増)となった。
UPSによる合併提案は、欧州委員会による更なる審査を経て、2012年第4四半期に完了の予定。
2012年末までに0.50億ユーロの間接的なコスト削減プログラムを完全に実施する。欧州・中東・アフリカ(EMEA)では、固定費削減を実施する予定で、UPSとの合併提案を踏まえて、実施時期は一時的に調整する。
欧州・中東・アフリカは、厳しい経済状況に関わらず、貨物取扱量は堅調に増加した。
アジア太平洋地域では、国際貨物取扱量の減少にも関わらず、営業利益が改善した。
オーストラリア、中国国内、インドでの事業において業績が改善した。
2012年の見通しでは、欧州とアジア太平洋における大陸間の貨物取扱量が減少することが予想され、アジア太平洋では、固定化された大陸間航空輸送の縮小と契約ポートフォリオの管理を実施すること
で収益改善を目指すとしている。