LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ワールド・ロジ/新株予約権の募集で資金調達

2012年08月27日/3PL・物流企業

ワールド・ロジは8月27日、第三者割当による新株予約権の募集を決めた。

9月26日に新株予約権の発行を行い、1億7500万円を資金調達する。

同社は、2012年6月期で、58億8500万円の債務超過になり、現在も月額1800万円の資金流出が発生し、手元流動資産は減少し続けている状況。

今後、赤字運転資金の流出が止まり、資金繰りを安定させるためには12月ごろまで時間を要するものと見ており、その期間に発生が見込まれる赤字運転資金を、早急に調達する必要があるとしていた。

今回、Core Pacific-Yamaichi International(H.K.)Limited(コア・パシフィック山一インターナショナル(香港)と第三者割当増資引受について、行使決定する新株予約権であれば引受可能との回答を得、割当予定先の意向により、新株予約権での発行を決定した。

新株予約権は、新株式の発行と異なり、割当時に払込金額の総額が払い込まれるわけではなく、割当予定先の判断にもとづき、権利行使の都度入金がされることになる。

発行諸費用の概算額2752万4000円のため差引手取概算額は、1億7549万6200円。

調達する資金1億7500万円は、営業人員合理化施策の実施と完了までの今年7月から12月頃まで運転資金の充当と手元流動性の確保を含めた運転資金の確保を目的としている。

内訳は、今後、支払債務として毎月発生することが見込まれる買掛金8900万円、人件費2300万円、リース料1800万円、支払手数料1000万円、家賃800万円、水道光熱費800万円、支払報酬600万円、営業系経費500万円、消耗品費500万円、修繕費300万円等の支払に順次充当する。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース