三井倉庫は12月25日、約90億円を投じタイ・インドネシア・上海での物流拠点整備計画を発表した。
<タイ倉庫完成イメージ>
タイでは、延床面積約19,200㎡、平屋の倉庫をバンコク市街地から約20km、スワナプーム空港から約15kmに2013年12月竣工で建設する。
タイ最大の港であるレムチャパン港へのアクセスにも優れ、消費財物流の拠点機能、集積が進むと予想される輸出入関連産業への多様な輸送サービス機能の構築を進める。
インドネシアは、ジャカルタ市チャクン地区に延床面積約8,100㎡の倉庫を増設し、2013年10月竣工の計画。
同国経済成長に伴い増加する製品物流需要に対応するもので、ジャカルタ東部地域での拠点用地53,900㎡を確保により、日系企業を中心として進出が続く製造業への様々な物流機能の提供を実現する。
<上海倉庫完成イメージ>
中国・上海では、延床面積約5万㎡倉庫を2014年5月竣工の予定で、倉庫は定・低温設備を設置し、中国国内向け食品関連需要に備えるとともに、流通加工業務、通販業務を中心に伸長する物流ニーズに対応する体制を構築する考え。
■タイにおける倉庫建設計画
建設予定地:タイ国サムットプラカーン県
敷地面積:約32,000㎡
延床面積約:19,200㎡
構造鉄骨:平屋造
竣工予定:2013年12月
■インドネシアにおける倉庫増設計画
所在地:ジャカルタ市チャクン地区
増設延床面積:約8,100㎡(既存9,000㎡)
構造:RC+S造2階建
竣工予定:2013年10月
■インドネシアにおける倉庫用地取得計画
所在地:西ジャワ州ブカシ県グリーンランド工業団地(GIIC)
敷地面積:約53,900㎡
計画延床面積:約32,000㎡
倉庫建設予定時期:2014年以降
■中国における倉庫建設計画
事業主体:上海錦江三井倉庫国際物流有限公司
所在地:上海市浦東新区光明路
敷地面積:約46,000㎡
構造:鉄筋コンクリート造多層階倉庫2棟
延床面積:約50,000㎡(定・低温庫含む)
竣工予定:2014年5月