国土交通省は1月9日、運輸安全マネジメント制度の現況について、2011年10月からの動きをとりまとめて公表した。
運輸事業者の取り組みは進んでおり、継続的改善もほとんどの事業者で行われるようになっている。
運輸事業者のアンケート結果によると、大多数が「運輸安全マネジメント制度は自社の安全確保のために有効」と回答している。
同省は、制度導入5年目を機に「運輸の安全確保に関する政策ビジョン」を昨年12月に策定しており、適切に評価を実施すること等により、運輸事業者による更なる安全管理体制の自主的な構築・改善を促していく。
運輸安全マネジメント制度とは、陸・海・空の運輸事業者に、経営トップから現場まで一丸となった安全管理体制を構築・改善し、事業者内部における安全意識の浸透・安全風土の醸成を図ってもらうことをねらいとした制度。