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米国/アジア発米国向けコンテナ輸送、中国の取扱比率44%

2013年03月04日/調査・統計

Zepol(ゼポ)は、米国税関AMS・B/Lデータを基に2012年のアジア主要9か国の、NVOCC各社の シエアと前年比を分析した。

アジア発コンテナ輸送量は1300万TEUで前年比は0.2%と横ばいだったが、米国向け世界合計では、2000万TEUで前年比は1.3%増だった。

NVO取扱シェアでは世界全体が33%に対してアジアは40%だったが、これは中国と香港が夫々44%、41%と高いためで、対する日本は27%だった。

NVOランキングでは、国際大手NVO上位5社で(33%の3分の1)約10%を占めているが、5社合計の前年比は0.5%増にとどまった。全体が横ばいの中、最大手NVO Expeditors の各国での前年割れが目立つ一方 下位グループ複数社の伸びが注目される。

アジア各国での日系NVOは郵船ロジステイクス、住商ロジステイクス、三菱ロジステイクスがそれぞれ2桁、3桁の前年比増で次位グループに食い込んでいる。

今回の分析は、成長率の高い新興4か国(ベトナム、インド、インドネシア、マレーシア )については、荷受けの後、約半分は他国トランシップとなるため、TEUは母船地ベースはなくて、荷受け地ベースを対象としている。

中国、香港、日本、シンガポール、タイの5か国は母船積地ベースのTEUを対象に分析している。

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