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日本ロジスティクスファンド/8~1月の売上高4.5%増

2013年03月14日/物流施設

日本ロジスティクスファンド(以下:投資法人)が3月13日に発表した2013年1月期(8月~1月)決算によると、売上高は58億8800万円(前年同期比4.5%増)、営業利益30億2500万円(4.3%増)、経常利益26億9600万円(3.0%増)、当期利益26億9500万円(3.0%増)だった。

物流施設の賃貸市場では、通信販売やアパレル業界の新規拠点開設の動きと3PL業界の業容拡大が需要をけん引し、大型物流施設の空室率は低い水準が続いた。

タイトな需給バランスを反映して一部の地域で募集賃料が上昇する兆しが見られたが、当日配送や無料配送サービスの普及に伴いテナントの物流コスト効率化の姿勢は強まっており、結果的に契約賃料は横ばいで推移した。

物流施設投資では、国内の大手不動産会社の本格参入と物流施設特化型J-REITの新規上場により、物流施設の「収益不動産」としての認識が高まり、J-REIT市場においても物流施設が一つのアセットタイプとしての地位を確立した。

このような状況下、2012年9月に辰巳物流センターを取得した。投資法人のスポンサーである三井物産が開発した物件で、開発プロセスに投資法人のノウハウを活用することで、辰巳という優良立地・汎用性の高いスペック・優良テナントとの長期契約のすべてが揃った「良い物件」を、NO1利回り5.6%という「良い価格」で取得。

当期中に複数の既存テナントと再契約に成功するなど、ポートフォリオの収益向上と安定化に向けた取組みを継続した結果、当期の業績は3.0%の増益となり、当期末時点での保有物件全体の稼働率も97.1%と引き続き高い水準を維持している。

2013年7月期(2月~7月)の予想では、売上高59億7100万円(1.4%増)、営業利益24億5700万円(18.8%減)、経常利益21億1700万円(21.5%減)、当期利益21億1600万円(21.5%減)と見込んでいる。

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