澁澤倉庫は5月10日、2016年度を最終年度とする4か年の中期経営計画を策定した。
2016年度の業績目標は、売上高600億円、営業利益35億円、経常利益30億円を設定した。
三大都市圏における消費財向け物流センター一括受託業務の競争力を向上し、製品輸入の取扱を増やすことで、拡大を目指す。
検品やセット組み、景品取り付けなどの流通加工サービス、オフィス移転に伴うレイアウト設計や内装工事などのファシリティマネジメントサービス、高齢者とその家族を対象とした生活支援や各種諸手続き代行サービスなど、物流サービスの領域拡大による付加価値の向上を目指す。
横浜地区、大阪地区における所有地の老朽化した倉庫建物の建て替えにより、物流センター機能に多目的スペースを併設する施設を新設することで、物流機能とオフィス、試験研究施設、流通加工などを必要とする機能をワンストップで提供する。
アジアにおける海外拠点の新設によるネットワークの拡充と既存の海外拠点における現地国内物流業務を含めた業域の拡大、ローカル化を推進する。