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コカ・コーライースト/サプライチェーンコスト、200~250億円削減

2013年11月14日/生産

コカ・コーライーストジャパンは、製造会社4社統合に伴う、サプライチェーンロードマップを公表した。

サプライチェーンコストを2012年対比で2017年までに200億円から250億円削減する。

シナジーによるコスト削減と効率性の向上を図るとして、戦略的なインフラ整備計画を策定し、パッケージの最適化、製造の効率化、需要と運用、在庫計画策定などにより物流の合理化を進める。

戦略的なインフラ整備計画の策定では、外部業者による高コストなパッケージ製造の削減、物流拠点の統合を行い、パッケージの最適化として、2014年にPETインハウスブロー製法の成形機導入、軽量化と標準化を進める。

製造の効率化では、内製化とオペレーティングコストの削減、稼働率、生産量の改善を図る。

さらに、社内流通ネットワークの最適化、直接配送の拡大、配送業者入札制度の導入することで、物流の合理化を実現する。

購買面では、2012年対比で2017年までに100億円の削減を計画しており、購買機能の一元化、コカ・コーラ標準のERPシステム導入によるコスト削減の最大化により進める。

対象となるのは、間接費(補修・維持、設備、車両管理、消耗品、賃借料)で60億円、コカ・コーラビズネスサービス管理の直接費(パッケージ、甘味料)などで40億円。

一方で、2017年までの設備投資は450億円から500億円を見込んでいる。新たな製造ラインを10ライン導入し、工場内倉庫の拡充、PETボトルインラインブロー製法、ERPシステムを稼働させ、最適なオペレーション体制の確立を図る。

このうち、2014年には新製造5ラインを新設する。

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