ヤマトホールディングス傘下のヤマトクレジットファイナンスとヤマトフィナンシャルは1月20日、通販事業者に向けた新しい決済商品「クロネコ代金後払いサービス」をテスト販売する。
本格販売は10月。
＜利用フロー図＞
クロネコ代金後払いサービスは、購入者が商品代金を商品の到着後に後払いできるサービス。支払いは、全国主要なコンビニエンスストア、郵便局で利用できる。
サービスラインナップとしては、商品と請求書を別送する「別送タイプ」と、同梱して送る「同梱タイプ」の2種類を展開する。
「別送タイプ」（標準サービス）は、商品の配達完了後（宅急便の配達トレース情報と連動）に請求書を送るタイプ。
「同梱タイプ」（オプションサービス）は4月開始の予定だが、商品と請求書を同時に送るタイプ。
商品と同時に請求書が到着するため、「支払い忘れ」、「請求書紛失」などがなくなる。
購入者のメリットとしては、購入した商品を確認した後の支払いなので、安心して通販で買い物ができる。
初めて利用する通販ショップでも後払いなので実際に商品を確認してから支払いができる。
商品の受け取り後、購入者の都合の良いタイミングで支払いができ、商品代金の支払い前でもコンビニエンスストアや宅配ロッカーなどで受け取れる。
通販事業者のメリットとしては、新たな決済手段の提供と、受注後のスピーディーな配送で、購入者の早く欲しいニーズを満たし、販売機会損失を防ぐ。
面倒な請求書発行、入金確認、商品代金の回収といった煩雑な業務が大幅に削減、商品と請求書を同梱発送する場合の請求書発送業務、発送費用の削減も可能になるとしている。
ヤマトフィナンシャルと「宅急便コレクト」の利用契約のある顧客を主な対象としてテスト販売する。
