LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





帝人/フィルム事業の国内生産拠点を再編

2015年01月20日/生産

帝人は1月15日、子会社の帝人デュポンフィルムの生産拠点の再編を発表した。

帝人デュポンフィルムは、現在岐阜事業所、宇都宮事業所の2拠点で行っているポリエステルフィルムの生産を宇都宮事業所に集約する。

岐阜事業所の生産体制については段階的に縮小し、2016年9月末に生産を停止する予定。岐阜事業所の生産品については、顧客の理解を得ながら、宇都宮事業所及び海外拠点への生産移管や代替品への切り替え等を行うとともに、外部への生産委託による供給も検討する。

また、一部の製品については一定の期間をもって販売を終了する場合もある。なお、同事業所の研究開発機能については今後も維持していくとしている。

なお、これまでにも、ポリエステルフィルム事業の競争力強化に向けては、茨城事業所の生産休止をはじめとしてさまざまなコストダウン施策を講じてきた。しかし、グローバルでの競争環境が一層厳しさを増す中で、更なる拠点集約による生産効率の向上が、将来にわたる収益力の確保に必須であるとの判断から、今回の決定に至ったもの。
■岐阜事業所の概要
正式名称:帝人デュポンフィルム 岐阜事業所
所在地:岐阜県安八郡安八町南條1357
事業内容:ポリエステルフィルムの製造、研究開発
生産能力:3万t/ 年
操業開始:1971年8月
従業員数:約340人(内、生産部門約240人)

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース