富士重工業は1月20日、愛知県半田市にある半田工場敷地内に、3棟目となる航空機の組立工場の建設に着手したと発表した。
＜新工場 完成予想図 ＞
新工場では、米国ボーイング社の次世代旅客機「777X」の胴体と主翼をつなぐ重要な部位である中央翼の組立を行う予定で、工場完成は 2016年を目指している。
現在、半田工場では、ボーイング社の大型旅客機「777」「787」の中央翼、防衛省の固定翼哨戒機（P-1）・次期輸送機（C-2）の中央翼などの組立作業を行っている。
新たに「777X」用の中央翼納入を計画するにあたり、中央翼組立作業の集積や完成品輸送効率の観点から、同社の半田工場敷地内に建設することになった。
新工場を含む「777X」関連の設備投資額は100億円規模を予定で、半田工場は世界に例を見ない、中央翼生産センターとなる。
