日本郵船は3月19日、東京証券取引所と経済産業省が共同で選定する2014年度の「なでしこ銘柄」に2年連続で選定されたと発表した。
日本郵船は2001年に「総合職・一般職」といった職種区分を廃止して人事制度を一本化し、2002年に都心で初めての企業内保育所「郵船チャイルドケア」を設置するなど、男女の区別なく活躍できる制度や環境づくりを進めている。
女性管理職比率が約15%であることや2013年度から女性のキャリア形成促進を目的とした「キャリア業務室」を設置し、仕事と家庭の両立を支援するため、配偶者が転勤した際には最長3年間休業できる制度を導入するなどの取り組みが評価され、今回の連続選定となった。
「なでしこ銘柄」は、東証一部上場企業の中から女性が働き続けるための環境整備や女性人材の活用を積極的に進めるなど「女性活躍推進」に優れ、かつ財務指標にも優れた企業として、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介される。