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イーソル/無線デジタルピッキングシステムの取り扱い開始

2015年08月20日/物流施設

イーソルは8月20日、タカハタ電子が開発した無線デジタルピッキングシステムの取り扱いを開始し、同システムの販売協力をすると発表した。

<無線表示器「TK-735」を使った無線デジタルピッキングシステム機器構成例>
20150820esol 500x231 - イーソル/無線デジタルピッキングシステムの取り扱い開始

これまで、多様な物流・流通現場を支援する「入出荷棚卸システム」を提供し、ICT(情報通信技術)導入によりユーザ業務の大幅な効率化を実現している。

仕分け業務を支援する無線デジタルピッキングシステムをイーソルが取り扱うことで、イーソルの入出荷棚卸システムと組み合わせて、物流現場の一連の業務を効率化するICT導入と柔軟なシステム構築に貢献する。

無線デジタルピッキングシステムは、パソコン上に用意されたピッキング指示データを、タカハタ電子製アクセスコントローラ「TK-726FF」を通し、子機となる無線表示器「TK-735」 上で作業者および数量を指示する、仕分け業務支援システム。

表示器 TK-735は無線式のため、設置および商品の配置換えに合わせた移動が容易。これにより「レイアウトフリー」を実現し、仕分け業務の運用方法の構築や整備を柔軟に行える。

耐環境性に優れ、動作温度は-25℃~10℃をサポートしているためF1級の営業冷蔵倉庫で使用できる。作業者は、表示器TK-735の5色のボタン点灯により仕分けする商品と数量を認識できるため、従来の仕分けリストが不要になり、ペーパーレス化によるコスト低減および業務効率化が見込める。

イーソルが開発・販売する物流・流通現場向けの「入出荷棚卸システム」は、ハム・食肉や生鮮など食品の製造工場および冷蔵・冷凍倉庫で多彩な採用実績がある。

入出荷棚卸システムは、ハンディターミナルで商品のバーコードをスキャンすることで検品業務を行える。ハンディターミナルは、-30℃の冷凍倉庫でも結露せずに使える耐環境型の「eSOL Geminus PS-9020」と、常温仕様の「eSOL Geminus PS-8020」の2タイプから選べる。

ハンディターミナルのアプリケーションは、GUI画面での簡単な操作でアプリケーションを作成できるソフトウェアツール「eSOL Emusen easy(イムゼンイージー)」を使用して作成している。

Emusen easyには、従来ハンディターミナル向けアプリケーション開発で必要不可欠だった、パソコンとの通信制御プログラムやスキャナ制御プログラムが標準で搭載されているため、パソコン側アプリケーションを別途開発する必要がなく、システム構築の費用低減が可能。

コンバート機能により基幹システムとのデータ連携も容易で、導入後すぐに運用を開始できる。

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