日立物流ソフトウェアは10月27日、倉庫管理システム「ONEsLOGI/WMS」に、オプション機能を追加し、在庫の「見える化」を可能にしたと発表した。
<分析イメージ(製品全体の分布状況からマクロな傾向や関係を把握)>
日立ソリューションズ東日本との協業によって実現。同社の生販在調整・在庫可視化ソリューション「SynCAS PSI Visualizer」のOEM提供を受けて「ONEsLOGI/WMS」プラットフォームに組み込み、「ONEsLOGI/Visualizer」となった。この組み合わせにより、在庫情報をシームレスに連携し、手軽に在庫分析を実現する。
「ONEsLOGI/Visualizer」は、定番品から新製品まで全ての製品において在庫推移から視覚的に異常在庫検出を支援する。
取扱部署→製品カテゴリ→個別製品などドリルダウンし、問題製品の絞り込みが可能だ。
さらに、在庫日数等で問題製品を抽出可能とするなど、大量な品目に対しても在庫状況をグラフィカルに一覧表示でき、過去の在庫推移をもとに異常在庫を早期に発見することを可能としている。
従来の在庫・倉庫管理システムは、物流現場での精度向上や業務の平準化が主たる目的だったが、昨今はシステムより得られるデータをさまざまな角度から分析する機能を求められる。特に在庫の可視化はその要望が多く、この製品の販売は、その要請に応えるものとなる。
日立物流ソフトウェアと日立ソリューションズ東日本は、今回の連携を機会に、在庫情報のみならず、作業情報(荷役情報)、配送情報への適用も視野に入れ、製品の機能強化を進めていく。
■ONEsLOGI/Visualizer製品ページ
http://www.hitachi-hbsoft.co.jp/solution/wms/visualizer/
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