佐川急便は1月18日、スマート納品提供顧客に対して翌日に到着する予定の荷物の個数を開示する「スマート納品」配達情報サービスの提供を開始した。
スマート納品提供顧客には仕分け用の専用コードを付与していることから、全国で荷物集荷時に入力されるコードから対象の番号宛の荷物の個数を集計することで翌日到着予定の個数をリアルタイムで開示することができる。
出荷場所が遠方の場合は翌日到着しないケースもあることから、対象顧客の所在地を起点に佐川急便の翌日到着定義をあらかじめ計算して設定することで、翌日到着と翌々日到着を区分けした表示も可能にした。
また、出荷人情報などの受託データが確定した段階で、どの企業から何個の荷物が発送されたかの詳細情報を確認することができるようになるために、何がどの程度届くのかも把握することが可能となる。
到着予定個数に合わせた人員配置が可能となり、繁閑に合わせた庫内作業のさらなる効率化が図れる。
佐川急便では大型物流施設やショッピングモールへの納品時に事前仕分けや時間帯別納品を実施することで入荷業務の効率化を図る「スマート納品」を2014年10月から提供。
利用顧客からは庫内作業の効率化が図れ出荷業務もスムーズになったと好評を得る一方で、到着する荷物の個数が把握できないことで、到着個数が想定を超えた場合の対応が非常に困難だという新たな課題が顕在化してきた。この課題解決を目的に「スマート納品」配達情報サービスを開始した。