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三重県、ヤマト運輸、ANA Cargo/三重県産品の販路拡大に向けて連携協定

2016年01月18日/SCM・経営

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三重県とヤマト運輸、ANA Cargoは1月18日、伊勢志摩サミット開催で国際的な知名度が高まる中、地域経済の活性化を図るため、「三重県産品の販路拡大に向けた連携協定」を締結したと発表した。

<3者の役割>
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<調印式 左からヤマト運輸キャラクター「クロネコ」、ANA客室乗務員、ANA Cargo 岡田社長、三重県 鈴木知事、ヤマト運輸 長尾社長、ANA客室乗務員、ヤマト運輸キャラクター「シロネコ」>
20160118mieken2 500x289 - 三重県、ヤマト運輸、ANA Cargo/三重県産品の販路拡大に向けて連携協定

3者は連携協定を締結し、それぞれが有する資源やノウハウを有効活用して、三重県産品のアジア圏における物流と商流のネットワークを拡充し、県内事業者の販路拡大に向け連携して取り組んでいくとしている。

主な役割では、三重県は「沖縄国際物流ハブを活用した三重県産品輸出支援事業」に参画している県内事業者を対象に、県内から那覇空港までの国内輸送費を最大50%助成する。さらに、三重県産業支援センター等と連携し、県内事業者と海外バイヤーをマッチングさせる商談会でのビジネスサポート等を通じ、県内事業者の販路拡大を支援する。

三重県は、温暖な気候と豊かな自然環境に恵まれ、古来より多様な食文化を育んでおり、伊勢エビやあわびなど日本を代表するブランド商品を多数有している。

伊勢神宮・忍者・海女など三重県ならではの歴史や文化を楽しもうとする訪日外国人旅行客の増加や、今年5月の伊勢志摩サミット開催を控え、海外からの注目も高まっている。

昨年11月には、ANAホールディングスと観光振興や県産品の販路拡大について「包括連携に関する覚書」を締結し、さらに、香港やシンガポールなどアジア圏への販路拡大を狙う県内事業者を支援するため、那覇空港までの国内輸送費を助成する全国初の制度「沖縄国際物流ハブを活用した三重県産品輸出支援事業」を創設した。

ヤマト運輸とANA Cargoは、アジア圏へ最短翌日に輸送する国際間の小口保冷輸送サービス「国際クール宅急便」などの輸送サービスを通して、高品質な県産品の販路拡大を支援する。

県内事業者が海外とのビジネスを積極的かつ安心して展開できるよう、輸出支援セミナーの開催や輸出時に必要な書類の作成など事務手続きの支援を行う。

ヤマト運輸とANA Cargoは、2014年5月からパートナーシップを強化し、沖縄国際物流ハブを基点とした、アジア圏へのスピーディーかつ高品質な輸送ネットワークを構築し、日本全国の「旬」の食材を鮮度を保ったまま届ける「産直・お取り寄せモデル」の具現化の支援などに取り組んでいる。

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