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商船三井/4~12月の当期利益46.6%減、通期は当期損失1750億円見込む

2016年01月29日/決算

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商船三井が1月29日に発表した2016年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆3171億3400万円(前年同期比2.1%減)、営業利益95億8600万円(27.0%増)、経常利益387億9200万円(30.2%増)、当期利益132億9400万円(46.6%減)となった。

不定期専用船事業の売上高は6386億円(1.6%増)、経常利益448億円(41.9%増)だった。

不定期専用船事業のドライバルク船は、中国の景気減速に対する懸念が高まったことに加え、鉄鉱石・石炭等のコモディティ市況やFFA(運賃先物取引)の低迷を背景とするセンチメントの悪化により市況は下落基調を辿り、第3四半期連結会計期間の市況は平均8000ドル台/日と前年同期を下回る水準となった。

コンテナ船事業の売上高は5624億円(4.2%減)、経常損失184億円(前期は209億円の経常損失)だった。

コンテナ船事業は南米航路で、ブラジル経済の急激な減速とレアル安により、低迷していたアジアからの荷動きが更に急減、これに伴い運賃市況は記録的な安値水準となった。

アジア域内航路においても荷動きは伸び悩み、運賃市況は低迷。このような事業環境下、更なる航路の合理化や減便等を通じ運航コストの削減に努めた結果、燃料油価格の低下もあって前年同期比で損益は改善したものの、損失を計上した。

通期は、構造改革として第4四半期でドライバルク船とコンテナ船の船舶処分費用として最大1800億円の費用を特別損失をして計上する見込みなため、売上高1兆7200億円(5.3%減)、営業損失50億円(-)、経常利益320億円(37.7%減)、当期損失1750億円(-)の見通し。

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