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SBSHD/インドの子会社を売却、特別損失119億円計上

2016年02月29日/決算

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SBSホールディングスは2月29日、インドの子会社SBS Transpole Logistics(以下:STPL)にかかる特別損失119億6600万円を計上し、同社の全株式を譲渡を決めた。

STPLは、インドに本社を置き、インド、中国、香港、韓国、シンガポールなどに拠点を展開する航空・海上フォワーダー。

SBSグループでは、STPLの株式を2014年7月に取得し、70.37%保有している。

しかし、STPLは中国経済の成長鈍化、新興国経済の低迷などによる国際貨物量の減少、フォワーダー間の価格競争激化など、厳しい経営環境に直面し、大口取引にかかる債権の回収が2015年10月以降遅延し始めるようになった。

取引内容が、政情不安が続く西アフリカや中東向けなどの三国間貿易にかかるものであること等から対象債権の回収は極めて困難という状況となった。

このため、2015年12月期で同社に対する全ての投資残高を損失処理するとともに、所有株式の全部を第三者であるシンガポールのGlobal International Networkへの売却を決め、3月下旬に株式譲渡する予定。

STPLにかかる特別損失119億6600万円を計上する。

主な内訳は、大口取引にかかる債権の回収不能見込額44億6800万円、同社にかかるのれん36億9300万円を一時償却、STPL子会社に対して、運転資金のための貸付金があり、整理損22億3000万円。

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