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日通/2015年度の内航海上輸送実績、12フィートコンテナ数4.7%減

2016年04月26日/調査・統計

日本通運が4月25日に発表した2015年度の内航海上輸送実績は、12フィートコンテナ数が16万4585個(前年比4.7%減)、トレーラ台数が5万4927台(0.7%増)、12フィートコンテナ換算個数が32万9366個(2.1%減)だった。

2015年度は、航路再編を実施し、効率運航とモーダルシフトを意識した寄港地変更での運航サービスを展開した(高松の寄港休止、松山の寄港回数増(1回→2回)、岩国の寄港回数減(3回→2回)、釧路の寄港回数増(1回→2回)、東京~大阪間の取扱強化)。全体の積載率は89.7%(前年は93.6%)。

荷動きは、飲料メーカーを中心に特に上期は好調に推移していたが、下期以降は一転して出荷調整・在庫過多による鈍い状況が続いている。北海道からの農産物はイモ・玉葱・砂糖の主要輸送品目については作柄よく下期はほぼ順調に推移した。

しかし消費財を中心に両航路ともに下期以降については、国内物流の鈍化に伴う影響を受け、航路全体で90%を下回る内容で2015年度を終了した。

輸送モード別では、内航海上輸送は「トレーラ扱い」「コンテナ扱い」2つの輸送モードで対応している。

「トレーラ扱い」については、年々トレーラ化が進み微増だが対前年増となっている。一方「コンテナ扱い」は、東京~苫小牧間で原料用アルコールの20Fタンクコンテナラウンド輸送が顧客の都合により取扱いがなくなった影響(対前年4344個減)が大きく、5%程度落ち込んだ要因となった。

航路別実績では、「北海道~東京~大阪航路」の航路積載率は89.2%、「東京~九州・瀬戸内航路」の航路積載率は90.4%。

なお、2016年度内航海上輸送目標個数は33万7600個(対前年2.5%増)。

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