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日通/2015年度の鉄道コンテナ実績0.8%増

2016年04月26日/調査・統計

日本通運が4月25日に発表した2015年度の鉄道コンテナ取扱い実績は192万3849個で、前年比0.8%増だった。

上半期は、度重なる台風と、豪雨等の影響により伸長率は微減、下半期は前年の東海道線不通による反動もあり微増、となった。

品目別では、清涼飲料水や食料工業品、たばこ等の消費関連貨物の出荷が好調に推移したほか、積み合せ貨物も堅調な動きを示した。これらの品目では、今後のトラック調達に対する懸念から鉄道へのモーダルシフトの進展が続いている。

一方、前年から数量を減らした品目は、国内自動車販売の不振と部品調達現地化・海外化の進展、及び本年1月の鉄鋼メーカー工場の爆発事故があった自動車関連部品と、生産量が減少となった紙・パルプだった。

今後、同業他社や日通グループ各社を中心とした幹線輸送のモーダルシフト推進や鉄道コンテナ輸送と他モードとの組み合わせによるモーダルシフトも検討し、拡販に繋げていくとしている。

また、鉄道コンテナ輸送を利用する顧客の利便性をより高めるため、日通独自の顧客支援システムである「鉄道コンテナNAVI」の機能を新たに追加した。顧客へ「鉄道コンテナNAVI」の更なる利用促進を図り、他業者との差別化を打ち出すツールとして多様なサービスを提供する。

なお、2016年度鉄道コンテナ取扱目標個数は200万個(前年比4.0%増)。

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