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CRE/埼玉県新座市に2.5万m2の物流施設着工

2016年05月12日/生産

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シーアールイー(CRE)は5月12日、埼玉県新座市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア新座」を着工した。

<ロジスクエア新座 完成イメージ>
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竣工は2017年4月30日を予定している。

「ロジスクエア新座」は関越自動車道所沢ICより約2kmに位置し、国道254号線(川越街道)、国道463号線(浦和所沢バイパス)へのアクセスが容易で、物流施設としてのロケーションに適している。

所沢・新座エリアは、都心部へのアクセスにも優れ、物流拠点立地としてのテナントニーズも多く、県内でも有数の物流プライムエリア。

JR貨物の新座貨物ターミナル駅が開発地より約3kmと至近にあるため、鉄道貨物輸送によるモーダルシフトへの取り組みが確保されている。

施設では、1万53722の敷地に地上4階建て、延べ面積2万5863.46m2の物流施設を開発する。

施設のマスタープランとして、倉庫部分はワンフロア約2500坪の3層、一部中二階フロアーをオフィス関連スペースとして設け、マルチテナント型施設として複数テナントへの分割賃貸の対応も考慮した計画となっている。

場内出入口は入口専用、出口専用の計2か所のゲートを設け、敷地内車両動線をワンウェイにすることにより、トラック車両の輻輳による渋滞や接触事故の防止に配慮。

倉庫部分の基本スペックとして床荷重は1.5t/m2、有効高さは各階6.0m以上、照度は300ルクスを予定し、あらゆる庫内オペレーション、入出庫オペレーションにも対応し得る汎用性の高い施設計画としている。

また、将来的なオペレーション変更時の対応も想定し、垂直搬送機やドックレベラーの増設に対する構造対応、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペース等の確保、事務所の増床を想定した法的な対応等、汎用性を考慮した各種将来対応を事前に施している。

さらに、倉庫内の防火区画壁に倉庫業法で定められた壁強度(2500N/m2)を有する耐火断熱パネルの採用を予定。

法令で定められた耐火性能を満足させつつ、従来のALC壁やボード壁と比較して耐震性が非常に高く、マイナス10℃帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用する事も可能な耐火断熱パネルを新築当初から設置。

入居テナントの冷蔵冷凍設備導入時のイニシャルコスト圧縮や、外壁のサンドイッチパネルとともに冷暖房設備設置時の熱負荷低減に大きく寄与するなど、鋼板製のパネル仕上げによる倉庫内の美観向上と合わせて施設の就業環境改善に繋がる。

入居テナントのBCP対応へのサポート、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入等によりCASBEE埼玉県のAランク認証とBELS評価の取得を予定している。

■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア新座
所在地:埼玉県新座市中野1
敷地面積:1万5372.46m2
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:柱 鉄筋コンクリート造梁鉄骨造地上4階建て(倉庫部分3層)
延床面積:2万5863.46m2(予定)

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