日立物流が5月12日に発表した2016年3月期決算によると、売上高6803億5400万円(前年同期比0.3%増)、営業利益283億3400万円(32.0%増)、税引前利益269億1000万円(22.3%増)、当期利益155億200万円(4.8%増)となった。
国内物流の売上高は4050億8000万円(2.0%増)、営業利益197億3400万円(40.0%増)だった。
売上高は、消費財・流通小売関連の物量が堅調に推移したことや、化粧品、スポーツ用品、流通小売、食品関連等の新規案件の稼働等による。営業利益は増収影響に加え、収益性が改善した。
国際物流の売上高は2531億4400万円(2.0%減)、営業利益45億9600万円(5.0%減)だった。
売上高は海外3PL事業において、日用品・流通小売関連の物量が堅調に推移したものの、国内発着フォワーディング事業や中国事業が軟調に推移したこと等による。営業利益はアジア地域における3PL案件の収益性が向上したものの、海外子会社ののれんの減損損失等(Flyjac logistics Pvt.Ltd.)で現役。
来期は、売上高6850億円(0.7%増)、営業利益280億円(1.1%減)、税引前利益295億円(9.6%増)、当期利益202億円(30.3%増)の見通し。
澁澤倉庫 決算/4~6月の売上高5.9%増、営業利益32.6%増