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日本郵船/新技術による防さび処理剤を共同開発

2016年09月01日/IT・機器

日本郵船とAGUA JAPAN は9月1日、塗料に含まれるさび転換機能を応用することで船上のさびを防ぐ処理剤「MG100(通称:マリンガード)」を新たに開発したと発表した。

<処理剤利用の様子>
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マリンガードの防さび効果は日本郵船が所有し、八馬汽船が船舶管理を行う石炭専用船のデッキ(甲板)、バラストタンク、配管などで約2年半にわたる検証を続けた結果、実証された。

マリンガードの開発により、赤さびを黒さびへと転換させることで腐食を防止し、新たなさびの発生を防ぐことが可能となる。

乗組員にとって大きな負担となっていたケレン作業(さびを落とすための作業またはその工具の総称)を省略し、かつ防さび塗料のコスト削減にも直結する効果が期待できる。

乗組員による塗装整備では、さびをケレンし、その後に防さび塗料を塗るのが一般的だったが、塩分や水分が多い船上で赤さびを完全に除去することは困難だった。

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