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SGHD、日立物流/アパレル向け日中一貫輸送、提供開始

2016年10月27日/国際

SGホールディングスと日立物流は10月27日、中国国内の工場から日本国内の納品先までの一貫物流サービス「スマート・インポート」を構築し、サービスを開始したと発表した。

<スマート・インポートのスキーム図>
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主に中国で衣料品を製造し、日本国内で販売を展開している顧客に提供するもの。

中国国内で製造した商品を日立物流グループ(日新運輸の中国現地法人)の検品センターで、検針・検品、納品先ごとのアソート、日本国内配送用伝票の貼付までを行ったうえで輸出し、国内配送は佐川急便が担う。

生産現地で日本国内配送用に仕分けまでを行うことで、日本に到着後、そのまま納品先への配送を実施することが可能となり、配送リードタイムの短縮を実現する。

日立物流グループが運営する検品センターの高品質な検品・検針技術を活用することで、日本の品質基準をクリアした商品を輸入することが可能となり、入荷後の不良品処理の手間が大幅に軽減され、販売機会損失のリスク回避のほか、物流コストの最適化が図れる。

メリットとして、国内センターまでのドレージ/横持ちや配送拠点への横持ちなどの作業時間の短縮、国内センターでの一時保管/二次仕分け作業や国内出荷作業時間の短縮などのリードタイムの短縮がある。

流通工作業(検品・検針・店舗・アソートなど)の海外移管によるコスト削減、海外で検品・検針を行うことによる、不良品の輸送コスト・輸入関税などの削減などのコストの最適化を挙げている。

両社は、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、カンボジアへの展開検討など、今後も顧客にとって利便性の高い商品・サービスの構築・提供に積極的に取り組んでいく。

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