三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は4月10日、輸入・卸売事業を手掛ける合弁会社「ダイムラー・トラック・アジア台湾(DTAT)」のオフィスを台湾・台北市に開設、同事業の本格稼働を開始したと発表した。
DTATはMFTBCが、台湾の商用車販売大手・順益貿易(Shung Ye Trading、以下:SYC社)と2016年8月に設立した合弁会社。
DTATの株式保有比率はMFTBCが51%、SYCが49%で、小・中・大型トラックおよび小・中型バスを輸入・卸売販売する。DTATは輸入、組み立て、卸売り、小売り事業を一元管理し、FUSOブランドの台湾市場でのプレゼンスをさらに高める。
DTATが2017年に導入予定のサービスや商品には、まず、独立懸架のフロントサスペンション装備した総重量3.49トンの小型トラック「キャンター」を導入。
また、台湾の顧客のニーズに応え、台北市が導入予定している許容総重量に関する新規制に準拠した6.5トンの小型トラック「キャンター」を導入する。
DTATは開設記念特典として、4月末までに新規で購入した顧客を対象に、小型トラックにフロントカメラとリアカメラ、中・大型トラックおよびバスに4台のカメラを搭載、360度のドライビング・ビューを提供する。
さらに、台湾市場でも、電気小型トラック「eCanter」導入の可能性について調査を開始する。