日通総研／2017年国内貨物輸送量の伸びを下方修正

2017年06月26日／調査・統計

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日通総研は6月23日、「2017年度の経済と貨物輸送の見通し（改訂）」を発表した。

国内貨物輸送量の伸びは、2016年度の実績見込値は、3月時点での予測値から0.2ポイント上方に修正した。一方、17年度については、前回予測値から0.2ポイント下方に修正する結果となった。

国際貨物輸送量については、外貿コンテナ貨物では、輸出を本年3月時点での予測値から0.7ポイント、また輸入を0.4ポイントそれぞれ上方に修正した。また、航空貨物輸送量については、輸出を0.6ポイント、輸入を1.1ポイントそれぞれ上方修正する結果となった。

国内貨物輸送の現状と見通しの鉄道では、積合せ貨物、自動車部品などが後押し、JRコンテナは3％の伸びになるとしている。

自動車では、営業用自動車の2016年度は1.3％増、2017年度は0.3％増と微増になり、2年連続のプラスになる。特別積合せ貨物（24社分）の2016年度は2.1％増、2017年度も1.7％増と堅調。

内航海運では、石油が減少する一方、鉄鋼や建設関連貨物が増加、輸送量は微増に。生産関連貨物の2016年度は小幅増、2017年度は微減になる。

国内航空は、堅調な内需を受け、小幅な増加に。 2016年度は0.9％減と3年連続のマイナスに、2017年度は0.4％の微増になるとしている。

国際貨物輸送の現状と見通しについては、外貿コンテナ貨物は、世界経済の拡大基調のなかで、輸出は2.4％の増加になるとしている。2016年度は前年度（2.1％減）からプラス転換、3.1％の増加に。2017年度は2.4％増と2年連続のプラスとなるも、伸び率は前年度を下回る。

国際航空では、輸出はアジア線と半導体関連の好調持続により、9.4％増と2年連続のプラスに。2016年度は前年度（8.5％減）から一転、13.7％の大幅増に。2017年度は9.4％増と2年連続のプラスとなるも、伸び率は前年よりも鈍化する。

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