国土交通省は9月6日、長野県伊那市で物流用ドローンポートシステムの検証実験を実施する。
物流用ドローンポートによる離着陸制御の機能と運用支援クラウドシステムの機能の検証が目的。
飛行ルートは、道の駅南アルプスむら長谷から長谷高齢者専用住宅まで。道の駅を出発し、高齢者専用住宅までの片道約400mを高度50mで往復飛行し、復路の道の駅での着陸時に離着陸制御の機能検証を行う。
使用機体はブルーイノベーション製で、機体に搭載する荷物は道の駅の商品(約0.5kg)を搭載する予定。
離着陸地点から離れた場所に監視地点を設置し、クラウドシステムのインターフェースを通じて間接的にドローンポートの状況やポートへの離着陸動作に異常がないこと等を確認する。
第三者の侵入や強風の際、ドローンに着陸不可の指示を行い、安全に機体を停止可能かどうかを確認し、異常が解消された際、安全に停止解除が可能かどうかを確認する。
同省では、小型無人機(ドローン)を常時監視しなくとも、自律し、かつ安全な離着陸や荷物の取卸しを可能とする物流用ドローンポートシステムを構築し、小型無人機を使用した荷物配送の実現に向けた検討を進めている。