商船三井は11月2日、国内建造最大の2万TEU型コンテナ船MOL Truthを10月31日に今治市の西条工場で竣工したと発表した。
日本国内で初めて建造される2万TEU超のコンテナ船で、商船三井運航予定の2万TEU型コンテナ船6隻シリーズの第五番船となる。
10月25日に今治造船西条工場でMOL Truthと命名された。
長さ400m、幅58.5m、積載コンテナ数2182TEUを有し、商船三井が参画しているコンテナ船共同運航組織「ザ・アライアンス」のアジア-北欧州航路に就航する。
この船には、低摩擦船体塗装、高効率プロペラやPBCF、高効率機関プラント、船型最適化など各種最新の環境負荷低減技術を積極的に採用している。商船三井がこれまで運航していた1万4000TEU型との比較でコンテナ1個当たり25~30%のCO2排出量削減を実現する。
またこの船は、将来の排出規制強化を見据えてLNG燃料船への換装対応可能な設計となっている。
シリーズ最終六番船は、現在今治造船丸亀工場で建造が進められており、2018年1月竣工予定。
■概要
全長:400m
全幅:58.5m
型深:32.9m
載貨重量トン:18万9766MT