エバラ食品工業は11月16日、グループ会社のエバラ物流が、エバラ食品栃木工場敷地内に新「栃木物流センター」を建設し、11月15日から本格稼働を開始したと発表した。
栃木工場の将来的な生産量の増加、ポーション調味料をはじめとする生産品目の多様化に対応するため、新物流センターを建設したもの。保管能力は従来に比べて約1.4倍に向上する見込み。
新物流センターでは、製品搬入からパレタイザーによる積み付け、自動搬送台車での自動倉庫への搬送・保管までの工程をすべてオートメーション化し、省力化を実現した。
自動倉庫に加えて平置きスペースも同時活用する機動的な運用を図ることで、作業性を向上させると同時に、顧客の要望にスピーディーに対応する効率的な物流体制を構築した。
さらに、全天候に対応した物流品質の向上の観点から、建物全体に集中豪雨時の浸水等を防止する風雨対策設計を取り入れたほか、建物および自動倉庫には耐震構造を採用した。
東日本エリアの拠点である栃木物流センターの機能を強化することにより、栃木工場の生産体制と連携した保管・配送能力のさらなる向上を目指し、エバラ食品グループの「ものづくりの進化」を実現していくとしている。
■新「栃木物流センター」の概要
所在地:栃木県さくら市箱森新田字箱森570‐1
建屋構造:鉄骨造 地上2階
建物面積:5956m2
延床面積:6152m2