商船三井は11月17日、運航するJERA Trading向け石炭専用船“NAGARA MARU(長良丸)”が名村造船所伊万里事業所で竣工したと発表した。
商船三井と名村造船所が共同開発し、各種安全・省エネ仕様を採用した最新鋭の幅広浅喫水船型で、特に揚地である中部電力碧南火力発電所(愛知県)への輸送量を最大化すべく、250m全長を採用した「碧南マックス」船型。
商船三井は2015年に同じ船型の「新矢作丸」を同発電所向けに竣工させている。「長良丸」の竣工により、2隻の「碧南マックス」船型の運航体制で、中部電力碧南火力発電所向け石炭輸送の中心的役割を担っていく。
■NAGARA MARU(長良丸)概要
全長:249.97m
全幅:43.00m
型深:18.70m
満載時載貨重量:9万1202トン