GROUNDは12月1日、家具・インテリア製造小売業大手のニトリホールディングスとの納入契約に基づき、インドのロボットベンチャー企業GreyOrange社の物流ロボット「Butler」の国内初稼働を迎えたと発表した。
<ニトリの西日本通販発送センターで稼働開始した「Butler」>
初稼働は、ニトリグループの物流子会社、ホームロジスティクスが運営する西日本通販発送センター(大阪府茨木市)で、79台のButlerロボットがセンター内を動き回ることで、同センターでの商品の入出庫と保管業務の自動化・省人化の実現を目指している。
Butlerは、物流センターの床面を移動するロボットが可搬式の棚の下に潜り込み、作業者の元に棚ごと商品を届けることで、センター内の省人化を実現する物流ロボットシステム。
ロボット本体に加えて、専用の可搬式棚(MSU)、ピッキングと棚入れを行うためのワークステーション(PPS)、ロボットが自律的に充電を行うオートチャージャー(ACDS)、システム全体を制御するソフトウェア(WCS)の5点で構成している。
導入後の物流センターでは、 商品の棚入れ・ピッキング作業工程において、 従来型の作業方法に比較して大幅な省力化を実現するとしている。
<左から「GROUND」の宮田啓友社長、ホームロジスティクスの松浦学社長、Grey Orangeの Samay Kohli(サメイ・コーリ)共同創業者兼CEO>