PALTACが発表した中期経営計画(2019年3月期~2021年3月期)で新物流モデルを確立するため、227億円を投資する。
背景には、サプライチェーンが直面する課題として、労働人口の減少、働き方改革、配送リソースの不足を挙げている。
全国規模で効率の良い物流センターへの投資を目指し、社会インフラとして、サプライチェーン全体の効率化を図る。
投資確定金額227億円のうち、RDC新潟に36億円、(仮称)RDC杉戸に191億円を投ずる考えで、売上高の15%を新物流モデル確立のために実施する。
新技術導入による流通機能イノベーションを目指すとし、人員生産性を従来比2倍、そして人に優しい物流の実現を目指す。
研究開発本部、物流本部、情報システム本部を横断的に統括する統括本部を設置し対応する。
生産性の観点からは、既存RDCに対して、現場からの提案(アンケート等)を活用した改善活動継続、メーカー・配送業者の生産性向上(積載・入荷効率改善等)、新物流から移行可能な技術・マテハンの導入を挙げている。
なお、今年8月稼働予定のRDC新潟の年間出荷能力は250億円、2019年稼働予定の(仮称)RDC杉戸は1200億円。