北興化学工業は7月10日、岡山県玉野市の岡山工場内に新工場(合成第9工場)建設を決めた。
ファインケミカル事業の生産能力拡大のため、7月に着工し、来年11月末竣工、12月末稼働の計画。
投資額は23億円で、5階建て、延床面積約2027m2の規模。設備は反応缶8基、精留塔などを設け、生産能力は430t/年。新工場により、岡山工場ファインケミカル事業の生産能力は約14%向上する計画。
ステンレスとグラスライニングの反応缶や精留塔等を適所に複数設置した受託製造を主とするプラントで、液体自動充填設備や自動精留塔などによる自動化や、制御室からの遠隔操作により、省力で安全な生産を実現する。
さらに品質データを中央のコンピュータで一元管理することで、安定した製品品質を確保する。
■新工場(合成第9工場)の概要
所在地:岡山県玉野市胸上402(岡山工場内)
敷地面積:約1,200m2
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