三井E&S造船は9月6日、次世代型エコシップである8万7000重量トン型バルクキャリアー「neo87BC」の開発を完了し、3隻を受注したと発表した。
2020年後半以降に順次完成する予定。
新船型は、調和化船体構造規則(H-CSR)を適用したポストパナマックス・バルクキャリアーで、H-CSRを適用した初の「neoシリーズ」となる。
主機関には、排気ガスに含まれる窒素酸化物規制(NOx3次規制)に適合した最新の電子制御エンジンを採用。
排気ガスに含まれる硫黄酸化物規制対応として、低硫黄燃料油による対応に加えて、SOxスクラバーによる対応をオプションとして準備している。
同社はこれまで、次世代型環境志向船neoシリーズバルクキャリアーのラインナップとして、5万6000重量トン型「neo56BC」、6万重量トン型「neo60BC」、6万6000重量トン型「neo66BC」、18万2000重量トン型「neo182BC」を開発し、市場投入を進めてきた。